きょう(5月13日)正午ごろ、熊本県阿蘇市で遊覧用のヘリコプターが不時着しました。
3人がけがをしているということです。

消防によりますと、不時着したヘリは、熊本県阿蘇市の動物園『阿蘇カドリー・ドミニオン』の遊覧ヘリです。

13日正午ごろ、この動物園の関係者から「カドリー・ドミニオンの遊覧ヘリが上空でエンジンが停止して不時着した」と119番通報がありました。

ヘリは、この動物園の東約300メートルの高齢者施設『みやま荘』裏の空き地に不時着したということです。

「みやま荘」の関係者によりますと、「バリバリバリとすごい音がした。墜落したかと思った」ということです。

遊覧ヘリには、パイロット1人と乗客2人が乗っていましたが、57歳の男性パイロットは骨盤を骨折した疑いで、また乗客の33歳の女性は足を骨折し、32歳の男性も顔にけがをして、それぞれ病院に搬送されました。

3人は意識があり、会話もできているということです。一方、地上で事故に巻き込まれた人はいませんでした。

ヘリの運行会社によりますと、けがをした33歳の女性と32歳の男性は、いずれも外国からの観光客で、阿蘇・中岳の火口を上空から眺める7分間の遊覧コースを利用しました。このヘリは、岡山県の会社に運航を委託していたということです。

『阿蘇カドリー・ドミニオン』は「天才チンパンジー」として活躍した「パンくん」が飼育されていることで知られています。

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