２０２２年、大阪府堺市で隣人の男性を暴行し死亡させた罪などに問われている男が、初公判で傷害致死の起訴内容を否認しました。

　楠本大樹被告（３４）は２０２２年１１月、堺市中区のマンションで隣人の唐田健也さん（当時６３）に暴行を加え、肋骨多発骨折により肺に穴が開く気胸で死亡させたほか、その約１か月前から唐田さんに拳で腹部を殴るなどの暴行を常習的に加えていた罪にも問われています。

　５月１３日の初公判で楠本被告は、常習的な暴行は認めたものの、「人が死ぬような力を加えて殴ったことはない」と傷害致死の起訴内容は否認しました。

　検察側は冒頭陳述で、「肋骨多発骨折は被害者の転倒などにより生じたのではなく、被告の強力な暴行によるものだ」と指摘しました。

　判決は６月５日に言い渡されます。

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