衆議院の東京15区補欠選挙をめぐって、政治団体「つばさの党」の代表ら3人が他の候補者の街頭演説を妨害した疑いで警視庁が党の事務所や関係先に家宅捜索に乗り出しました。

警視庁はさきほど、政治団体「つばさの党」の事務所と根本良輔幹事長(29)の自宅など3か所に公職選挙法の自由妨害の疑いで家宅捜索に入りました。

捜査関係者によりますと、「つばさの党」から出馬した根本良輔幹事長(29)や黒川敦彦代表(45)ら3人は、先月16日から行われた衆議院の東京15区補欠選挙で他の候補者の街頭演説を妨害した疑いがもたれています。

政治団体に対する公職選挙法の自由妨害の疑いでの家宅捜索は異例だということです。

捜査関係者によりますと、立憲民主党などほかの陣営からの被害届も受理していて、今後、立件も視野に捜査を進める方針です。

「つばさの党」をめぐっては、先月16日の告示日に東京・江東区のJR亀戸駅前で行われた無所属新人の乙武洋匡氏陣営の街頭演説中に近くで大音量の演説をしたり、車のクラクションを鳴らしたりしたとして、警視庁が警告していました。

根本幹事長は先月27日、JNNの取材に対して、「傍から見たら妨害しているように見えるかも知れないが、法律的には問題がない」と話していました。

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