こども未来プロジェクト、今回は歌舞伎に初挑戦した小学2年生を紹介します。

長野県伊那市で4月に行われた歌舞伎公演。

およそ250年前に、いまの伊那市中尾(なかお)地区で生まれた「中尾歌舞伎」です。

ことし、主人公の娘役に7歳の女の子が初挑戦。
伊那市の小学2年生、茅納晴(かやの・はる)ちゃんです。

歌舞伎に挑戦したワケは、「白塗りをしてみたい!」という好奇心から!

とはいえ、じっと座っている場面が多い役柄で、稽古では少し苦戦している様子。
【晴ちゃん】
「笑わないとか、ずっとこうやって(正座して)座っていることとか気をつけている」

でも、セリフは完璧です。

本番を4日後に控えて、晴ちゃんに目標を聞いてみると…。
【晴ちゃん】
「(お客さんが)私のほうを見てくれればいいなって」

迎えた本番当日。
観客の視線が晴ちゃんに集中する中、少し緊張した面持ち…。

それでも、母親を守ろうとする娘役を懸命に演じました。

(晴ちゃんの台詞)
「旦那様、奥様ほかに願いはござりませぬ お慈悲に一言 ものおっしゃってくださりませ」

そんな晴ちゃんの演技に客席からはたくさんのおひねりと拍手が。

会場は感動に包まれる中、1時間半の公演は幕を閉じました。

【晴ちゃん】「楽しかった!(記者・きょうは何点?)100点!」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。