神戸市立王子動物園で営まれた雌のジャイアントパンダ「タンタン」の追悼式であいさつする飼育員の梅元良次さん=10日午後

 神戸市立王子動物園(同市灘区)は10日、3月末に当時国内最高齢の28歳で死んだ雌のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」の追悼式を開催した。抽選で決まった一般参列者ら約160人が「ありがとう」「ずっと忘れないよ」と感謝や追悼の思いを胸に、献花台に花を供えた。  会場のホールでは、のんびりと寝転んだりササをほおばったりする愛らしい映像やメッセージが流れ、参列者はハンカチで涙をぬぐった。飼育員の梅元良次さん(42)は「見た人を明るい気持ちにさせてくれた。悲しい記憶としてではなく、笑顔にしてくれたタンタンとして記憶に残してほしい」と語った。  タンタンは人間の80代~100歳近くに相当した。


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