4月に就任したばかりだった東京都武蔵野市の遠藤真司教育長(68)が10日付で辞任したことが、市への取材でわかった。遠藤氏は今年3月、所属していた早稲田大からハラスメント行為による懲戒処分を受けていた。市も処分について把握していたが、市議会に報告しないまま任命の同意を得ていたことが問題視されていた。  遠藤氏は早大の客員教授などを務めた。卒業生にハラスメント行為をしたとして、早大からけん責処分を受け、後に退職した。  市議の1人が事実関係を市に問い合わせて問題化。遠藤氏が4月末に辞職届を提出していた。市は「意図的に隠したわけではなく、早大への確認が不十分だった」と釈明している。


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