福島県内では、この週末は運動会という学校も多いのではないでしょうか。来年春、およそ150年の歴史に幕を下ろす福島市の小学校では、あす11日の運動会を前に晴れ間が広がったきょう、最後の練習が行われました。
グラウンドに響き渡る鼓笛隊の音色。10日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上がりました。青空のもと、福島市の金谷川小学校で行われていたのは、運動会へ向けた最後の練習です。鼓笛隊の練習では、指揮者に合わせ、4年生から6年生までの児童32人が、丁寧に音を合わせていました。
今年のスローガンは、「金小(きんしょう)最後の運動会 59人で思い出つくろう!」。
スローガンを考えた6年生「一生の思い出に残るように、このようなスローガンを考えました」
小学校がある松川地区では、来年4月に小学校から中学校までの義務教育を一貫として行う「松陵義務教育学校」が設置されます。このため、金谷川小学校として運動会を行うのは今年で最後。
きょうは、閉会式の練習にも取り組みました。
鼓笛隊で指揮をとる6年生「きょうの練習は今までで一番上手くいったと思います。今までの中で一番全力で楽しみたいです」
鼓笛隊で副指揮をとる5年生「指揮者と一緒にできるように頑張りたいと思います」
また、綱引きの練習も行われ、児童たちはあすの本番に向けて準備は万端です。
金谷川小学校・旗野礼子校長「いい練習だったと思います。みんなの笑顔がはじける、そんな運動会になってほしいなって思っています」
11日の福島市は30℃超えの真夏日の予想とあって、金谷川小学校では水分補給やミスト扇風機などで熱中症対策も取って、午前8時半から「最後の運動会」が行われます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。