熊本地震から1年9か月が経過した平成30年(2018)1月。復旧がすすむ熊本城 飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)をドローンで撮影しました。

当時ニュースはこう伝えています。

「 飯田丸五階櫓。もともとは、熊本城の南側を守る「飯田丸」の天守として築かれたもので、2005年に復元されました。

おととしの熊本地震では土台の石垣が崩落し、ひと筋の石組みだけで櫓を支えていたことから ‶奇跡の一本石垣″ と呼ばれました。

地震から2か月後には緊急工事が始まり、仮受け構台(かりうけこうだい)と呼ばれるアーム状の鉄骨で上から包み込むように櫓を支えるという、前例のない工法でさらなる倒壊を防ぎました。

この緑色の鉄の腕はおよそ1年にわたり櫓を支え続け、去年8月に地面から櫓を支える赤い鉄骨の受け構台(うけこうだい)が完成すると、その役目を引き継ぎました。

飯田丸五階櫓は調査の結果、建屋全体にゆがみがあることがわかったため撤去されることとなり、今月から外壁の解体作業が始まりました。今年の夏ごろまでには櫓をすべて解体する予定です。

傍らにそびえ、地震にも耐え抜いた樹齢800年の楠は櫓再建への歩みを静かに見守ります。 」

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