体罰により生徒を自殺に追い込んだ元顧問。指導者の資格回復は認められませんでした。

 2012年、大阪市立桜宮高校でバスケットボール部の主将だった高校2年の男子生徒(当時17)が、顧問だった教諭から繰り返し体罰を受けて自殺し、元顧問は傷害などの罪で有罪判決を受けました。

 今年2月、元顧問は取り消された指導者の資格回復を申し立てましたが、外部の弁護士でつくる日本バスケットボール協会の裁定委員会が審議し、5月9日、資格回復を認めない決定をしたと発表しました。

 協会はその根拠として、元顧問が体罰について実際には手加減していたかのように述べるなど、「自己を正当化するような発言が散見された」ことや、「反省の姿勢が十分に見受けられない」ことなどを挙げています。

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