日本銀行松本支店は、5月の金融経済動向を発表し、県内経済について「一部に弱めの動きが見られるものの持ち直している」と総括判断を据え置きました。

日銀松本支店は10日、5月の金融経済動向を発表し、住宅投資が弱めの動きとなっている一方で、設備投資や公共投資は増加していることなどから、総括判断を2か月連続で「一部に弱めの動きが見られるものの、持ち直している」としました。

このうち、個人消費は、商品価格の引き上げや、客足の増加などから百貨店やスーパーの売り上げが堅調だということです。

日銀松本支店 山本格支店長:
「物価が上昇するもとで、引き続き価格の安い店を探すとか、生活防衛的な動きが見られているようにも伺えるので、こういった点には十分注意していきたい」

一方、生産は、海外の景気回復が鈍くなっていることなどを受けて、全体として弱めの動きとなっているとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。