和歌山県上富田町にある障害者支援施設で女性職員が入所者に対し、目や口をテープでふさぐなどの虐待をしていたことがわかりました。女性職員は虐待の様子をスマートフォンで撮影していたということです。

施設を運営する和歌山県福祉事業団によりますと、上富田町の障害者支援施設「南紀あけぼの園」の女性職員(30代)はことし1月、知的障害のある入所者の目と口をテープでふさぎ、その様子をスマートフォンで撮影していたということです。

別の職員からの報告を受けて事業団が調査したところ、女性職員が撮影した画像を同僚に共有していたことや、別の入所者にも顔を叩くなどの虐待行為を行っていたことが分かりました。

女性職員は事業団の聞き取りに対して「入所者が大声を出していたので、何とかしてほしいという声があり、テープで口をふさいだ」などと話していて、事業団は女性職員を懲戒解雇とする方針です。

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