大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士。夏場所を休場することがわかりました。尊富士の恩師は「きちんと治してゼロからもう一回」とエールを贈っています。

東前頭6枚目の尊富士は、5月12日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲夏場所について、痛めていた右足首の回復が遅れ休場することを決めました。

尊富士は、3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たしたものの、場所中に右足首を痛めました。

治療の状況について、尊富士は4月30日の青森テレビの取材に対して、けがは乗り越えないといけないとしながらも、夏場所出場への明言は避けていました。

尊富士関(4月30日取材時)
「やっぱりケガしてきましたし今まで、そのなかでケガを乗り越えないともっと上を自分も目指してますし、自分の体は自分でしかわからないので、ちょっとまだわからないですけど、皆さんが思っている以上に…はい」

夏場所休場の決定に、尊富士の五所川原市後援会島谷理事長は「残念」としたうえで、これからの活躍に期待していました。

五所川原市後援会 島谷昭一理事長
「稽古はきちんとできてるのという話はしてましたけども、リハビリ程度にやっていると言うから、心配はしていたんですが残念ながら今回休場と。7月9月場所でしっかり頑張ってもらえればいいなと思ってます」

また、尊富士が中学校を卒業するまでの5年間、指導をしたつがる旭富士ジュニアクラブの越後谷清彦総監督は「妥当な判断」としていました。

尊富士の恩師 越後谷清彦さん
「ケガが一番天敵なんで、いくら強くてもいくら力があっても、ケガをすると相撲人生終わっちゃうのできちんと治してからゼロからもう一回」

尊富士の夏場所休場は10日、日本相撲協会が正式に発表する見通しです。

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