JR四国は昨年度の決算を発表しました。3年連続の増収増益、4年ぶりの黒字です。

JR四国の昨年度の連結決算は、売り上げに当たる営業収益が533億円と前の年度より大幅に増えました。

資源価格の高騰など不透明な経営環境が続くなか、当期純利益を35億円確保し、4期ぶりの黒字です。

鉄道及びバスの運輸収入が新型コロナの5類移行に伴う人の流れの回復と、運賃の値上げなどで、2019年度の9割を超えるまでに戻ったこと。

また、飲食・物販、ホテル、建設、不動産といった非鉄道事業の増収を主な要因としています。

(JR四国・西牧世博社長)
「アフターコロナを見据えた施策にも取り組み、手ごたえのある一定程度成果のあがった年度だと考えています」

一方で、運輸収入に「コロナ前の9割」という壁があり、超えるのは難しいとの見通しを示し、今年度も、非鉄道事業で最大限の収益拡大に取り組みたい考えです。

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