新潟市中央区でフランス料理店「80万人のためのフレンチOV」の経営などを行っていた『le chene(ル・シェーヌ)』がおよそ2600万円の負債を残して倒産したことがわかりました。新型コロナウイルス感染症の影響が原因とみられています。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、2015年に設立した『le chene』は、同年12月にオープンさせた飲食店「80万人のためのフレンチOV」でコース料理をふるまいながら、お弁当やオードブルの販売なども手掛けるなど、手堅い事業を続けていたとみられています。

しかし、2019年5月期に1828万円の売上高を計上して以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛や緊急事態宣言の影響で売り上げは伸び悩み、2022年8月末には「80万人のためのフレンチOV」の店舗を閉鎖しています。

その後は他の飲食店の受託経営や出張販売等を手掛けていましたが経営環境の厳しさは変わらず、2023年5月期の売上高は約700万円にまで落ち込む一方で、物価高の影響なども加わり、赤字経営を強いられていました。

東京商工リサーチでは、典型的な新型コロナウイルス関連破たんとみていますが、これにより新潟県内では150件目の事例となります。

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