ウクライナで活動する医師になりすまし、恋愛感情を抱かせるメッセージを送って女性から金をだまし取った疑いで、フィリピン国籍の女が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県豊田市に住むフィリピン国籍の黒瀬アリンダことクロセ・アーリンダ・ベルガラ容疑者(67)です。

警察によりますと、クロセ容疑者は去年11月から今年1月までの間、ウクライナで活動する男性医師になりすまし、福島県二本松市の70代女性に対し、SNSを利用して「ウクライナで医者として活動していて、報酬で300万ドル受け取った」「300万ドルを日本に送りたいので協力してほしい」「配送するには外交官と連絡を取る必要があるため、外交官にメールして欲しい」「配送するにはお金がかかる」などと送信し、クロセ容疑者名義の普通預金口座に現金50万円を振り込ませた疑いが持たれています。

クロセ容疑者は、女性に「君に会えてよかった」などと恋愛感情を抱かせるメッセージを送っていたということです。

クロセ容疑者は「振り込まれた金を引き出した」と容疑の一部を認めているということです。

SNSを使った国際ロマンス詐欺事件で容疑者が逮捕されるのは県内では初めてで、警察は、ほかにも複数の共犯者がいるとみて捜査しています。

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