去年5月、他人のクレジットカード情報を利用し、グルメサイトの食事券を不正に購入したとして、47歳の男が逮捕されました。

 電子計算機使用詐偽の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区南8条西1丁目の自称人材派遣業、木村浩望容疑者47歳です。
 木村容疑者は、去年5月5日東京都内のカラオケ店でグルメサイト「ホットペッパーグルメ」から、カラオケ店で利用できる食事券7000円分を他人のクレジットカード情報で不正に購入した疑いが持たれています。
 おととし10月に「ホットペッパーグルメ」を運営するリクルートが、食事券の不正購入に気づき、日本サイバー犯罪対策センターに相談。
 不正利用の履歴が札幌のススキノ周辺に集中していることから、北海道警察が捜査を進め、すでに同様の手口の別の詐欺事件で逮捕、起訴されている木村容疑者の容疑が固まったため、8日逮捕しました。
 取り調べに対し、木村容疑者は「弁護士と話してから決めます」と認否を保留しています。
 
 警察によりますと、木村容疑者はおととし10月から去年5月までの間に、少なくとも32人分のクレジットカード情報を約380回使い、食事券や宿泊費として約526万円分を使用していたとみられ、警察は裏付け捜査を進めています。
 またこれらのクレジットカードの名義人と木村容疑者には面識はないということで、警察はカード情報の入手方法や、余罪についても追及する方針です。

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