東京・新宿区のマンションできょう未明、女性が男に刃物に刺されて死亡した事件で、逮捕された51歳の男がこの女性へのストーカー行為で過去に逮捕されていたことが分かりました。

この事件は、きょう午前3時10分ごろ、新宿区西新宿の自宅マンションで無職の平沢俊乃さん(25)が刃物で首などを刺されて搬送先の病院で死亡したもので、川崎市の職業不詳・和久井学容疑者(51)が現行犯逮捕されました。

警視庁によりますと、平沢さんが自宅マンションの1階にあるコンビニから出てきたところで、待ち伏せしていた和久井容疑者の姿に気づいて逃げ出すと、和久井容疑者が追いかけ、平沢さんの首などをナイフで複数回刺したということです。

和久井容疑者は、取り調べに「お金を返してもらうつもりだった」「体を傷だらけにしてやろうと思って刺した」などと容疑を認めているということです。

その後の取材で、和久井容疑者は平沢さんが以前経営していたガールズバーの客で、平沢さんの店や自宅で待ち伏せ行為などを繰り返したとして、おととし5月にストーカー規制法違反の疑いで逮捕されていたことが新たに分かりました。

その逮捕後は、トラブルは確認されていなかったということです。

警視庁は、容疑を殺人に切り替えて犯行動機を詳しく調べています。

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