1年に1度しか出現しないことから幻の滝とも呼ばれる長野県木島平村の樽滝(たるだき)が8日、お目見えしました。

丸山記者:
「今、一年ぶりに幻の滝=樽滝が姿を現しました」

木島平村の上木島(かみきじま)にある樽滝。

高さおよそ50メートルの崖の上から水が流れ落ち、新緑の山肌をうるおします。

樽滝は、近くの神社のまつりに合わせて、年に1度、水力発電所の水の一部を観光用に放水することで現れます。

8日は、年に一度の「幻の滝」を写真に収めようと大勢の観光客が訪れました。

県内から:
「落ち始めも見たんですが、すごいですね」
「こんなに近くで見れるのは少ないですね」

県外から:
「豪快というよりもきれい」

樽滝が出現する日に行われる糠千(ぬかせん)地区のそば祭り。

そば祭りは、地元の有志でつくるグループ、「糠千ものずき会」が20年ほど前から運営してきました。

しかし、新型コロナの影響でこの4年間は中止に。

さらにメンバーの高齢化も進み、今年についても実施するかどうか議論を重ねてきました。

そして出した結論は、まつりの復活。

地域を盛り上げたいとの思いからです。

糠千ものずき会 塩島行正(しおじま・ゆきまさ)会長:
「今回もどうしようかと、みんなで会議を持ったりして、これでやめると次はできないのかなと」
「今年からまた始めようと」

まつりでは、150食限定で、打ちたてのそばが提供されました。

県内から:
目当ては?
「お蕎麦ですね。次、滝ということで」
「久しぶりにこんな美味しいおそばを食べました」
地元の子ども:
「美味しい」

樽滝は、2025年も5月8日に姿を現す予定で、そば祭りも実施を検討していくということです。

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