猛威を振るった新型コロナウイルスが「5類」に位置づけされて、5月8日で1年です。マスクの着用などが個人の判断に委ねられる中、医師は引き続き基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
新型コロナが感染症法上の5類に変わって1年。5月5日までの1週間に県内82の医療機関で確認された感染者の数は、1医療機関あたり2.3人で、5類移行後2番目に少なくなりました。
きょう8日の福島駅前、マスクをしていない人、している人、それぞれに聞きました。
大学生「去年の今ごろ、夏くらいから(マスクをつけなくなった)」
会社員「ずっと着けている。1回かかってひどい目にあったので」
70代「買い物の時もマスクをする。人混みに行く時はやっぱり気をつける」
感染力は衰えず
福島市にあるクリニックの医師は、免疫を獲得したことで、特に若い世代は重症化のリスクが低くなったと指摘します。
ふくしま木もれ日クリニック・川井巧院長「若い人に関してはそれほど重症化しないウイルスではあるが、さらに症状に関しては以前よりも軽症化しているので、そこまで重症化している人は多くない」
しかし、感染力は衰えてはいません。この1年、流行がなかったわけではなく、夏休みや年末年始など、多くの人が動いた時は必ず県内でも患者は増えました。このため、川井院長は引き続き基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
川井院長「高齢者、持病のある人は重症化しやすいのは間違いない。コロナに限らず風邪の症状がある場合は、密に接するのを気をつけていくのはこれからも大事」
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