梅雨時期を前に、決壊すれば被害が及ぶ恐れのある危険ため池で県などによる点検が始まりました。

危険ため池点検パトロールは県が市や町などと共同で毎年この時期に行っています。


危険ため池は老朽化していて、決壊すれば付近の住宅や公共施設に被害が及ぶ恐れのあるため池で県内では今年は117か所が対象となっています。

きょうは山口市阿知須の長堤池で点検が行われ堤が変形したり、穴があいたりしていないか職員らが棒で地面を突くなどして調べていきました。


県によりますと県内にはおよそ7600か所のため池があると言うことで2013年に県北部を襲った大雨災害では2か所、決壊しています。

県では付近にため池がある人は一度、ハザードマップを見てほしいとしています。

山口県農村整備課 中尾宏昭さん
「避難場所や避難経路を確認しておくことで被害の軽減につながると思っております」

きょうの点検では一部に損傷が見つかり、今後改修工事が行われるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。