青森について学ぶ「あおもり学び隊」。今回学ぶのは、弘前市出身で平川市在住のアーティストGOMAさん。ペン1本で描く精密かつ大胆な作品が人気のアーティストです。田舎館村博物館で開催中の「GOMA展2」に俵谷理瑶アナが行ってきました。

未公開作品を含む180点以上を展示

会場で迎えてくれたのは、大作「Universe(ユニバース)」。宇宙にある森羅万象をモチーフにした作品で、近寄ってみると、細かい点や線、動物や植物、ビルやキャラクターなど様々なものが描かれています。
作品展では、GOMAさんの過去の作品から初公開作品まで180点以上が展示されています。

「Universe」

「Flower room」

「Flower room」は、壁から天井までを約1万本の造花で埋め尽くした空間に、花をモチーフにしたアートが展示されている作品です。所々にフォトスポットもあり、撮影やSNS投稿など自由にできるようになっています。

奥に進むと、雰囲気が一変。特殊なライトに照らされた、まるで「夜の花の世界」のような怪しく幻想的な空間が広がっています。
明るく華やかな花の空間、そして夜の幻想的な花の空間。陰と陽、GOMAさんのファンタジーの世界を全身で感じることができます。

GOMAのアートで包まれる体験

白い床、壁、天井に黒いペンで描いた空間アート「黒雪」。GOMAさんが毎日少しずつ絵を描き足している、いわば現在進行形の作品です。

GOMA
「毎日ちょっとずつ描いて、完成するのがこの展示会が終わる日ということになります。1日だけしか完成を見られないという作品なので、来るたびに新しい発見や違和感、終わりが近づいているっていう儚さとかを感じてほしいです」

誰も見たこともない「百鬼夜行」

「百鬼夜行」は、京都の夜道を妖怪たちが練り歩き、それを見た者は死ぬという伝説がモチーフになった作品です。

GOMAさん
「会った人は皆亡くなってるんで、本物の百鬼夜行は見た人はいないわけですよ。もしかしたらめちゃめちゃかわいい妖怪たちが空から行進してきたら面白いよねっていうので、この百鬼夜行には、怖い妖怪がいないんですよね」

「百鬼夜行」

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