河井夫妻の大規模買収事件をめぐり、広島市議会の石橋竜史市議が行っていた最高裁への異議申し立てが退けられました。これで石橋市議は有罪判決が確定し、失職しました。

有罪判決が確定し失職 石橋竜史 広島市議
「絶対に無罪無実を立証できると信じて立候補した。改めてここで深くお詫びする次第」

広島市議会の石橋竜史市議は、河井克行元法務大臣から現金を受け取ったなどとして、公職選挙法違反の罪で1審・2審で有罪判決を受けました。

石橋市議は、「買収の認識はなかった」として無罪を主張し上告しましたが、先月、最高裁がこれを棄却しました。石橋市議は異議を申し立てましたが、これも退けられ、有罪判決が確定しました。

石橋市議は5年間、公民権が停止され、失職しました。

広島市議会 石橋竜史市議
「5年間、公民権停止にはなるが、市議選であれば、ちょうど7年後になるが、そこへ向けてという判断は当然ながら全く考えていないし、未来永劫、政治の世界から足を洗うというのも、それも今、明言できるわけではない。全く何も考えていないという状況」

広島市の議会事務局によりますと、失職は2日付で、河井夫妻をめぐる事件で広島市議の失職は初めてです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。