【V×V TuesDay】今回はB1初挑戦のシーズンを終えた長崎ヴェルカです。ヴェルカのシーズン最終節はアウェイで京都との2連戦。劇的な勝利で有終の美を飾りました。
およそ7か月に及んだシーズンの締めくくり。京都との最終戦(GAME 2)はヴェルカのエース・馬場のスリーポイントで幕を開けます。前日、GAME 1で快勝したヴェルカはこの日も勢いそのままに得点を重ねます。
しかしホームで意地を見せたい京都も追い上げ6点差で試合を折り返し、後半も京都の攻撃は勢いを増して第4クォーターでついに同点。そのまま延長戦に突入します。
一進一退の攻防は延長戦でも続き、ヴェルカはブラントリーのダンク。さらにボンズのスリーポイントでリードを奪います。
残すは京都のラストプレー。ハーフコート超えのブザービーターが決まり、土壇場で再び同点に。
それでもヴェルカは2度目の延長戦で小針のスリーポイントやブラントリーのダンクなどで得点し、3点リードで最終盤。京都のスリーポイントシュートを馬場がブロックし、B1初挑戦のシーズンを劇的勝利で終えました。
マット・ボンズ選手:
「めっちゃ疲れた。シーズンの中で積み上げてきたヴェルカのスタイル。いい形で終われたのが良かった」
前田健滋朗ヘッドコーチ:
「本当に皆さんの声援があって1シーズンこのB1の初めての舞台で戦いきることができました本当にありがとうございました」
長崎ヴェルカのB1初年度の戦績は《27勝33敗》で《西地区6位》です。開幕前の目標「30勝」には届きませんでしたが、“昇格チーム”としては決して悪くない結果です。
これまでの《B1昇格チーム》の初年度の戦績を見ると──
【2017~18シーズン】は《西宮が12勝》で《島根が11勝》【2021~22シーズン】の《群馬が記録した25勝》以外は多くても20勝前後です。同じ今季昇格組の《佐賀の29勝》5位には及ばなかったものの《ヴェルカの27勝》は胸を張っていい数字です。
またシーズン序盤・中盤・終盤の勝敗数は──
▼1~20試合:12勝8敗
▼21~40試合:4勝16敗
▼41~60試合:11勝9敗で『スタートダッシュに成功』したものの中盤に失速。終盤にかけて盛り返す形となりました。
ヴェルカは来シーズン長崎スタジアムシティのハピネスアリーナが本拠地となります。B1、2年目の飛躍に期待しましょう。
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