おととい、東京・中央区の百貨店「日本橋高島屋」で開かれていた「大黄金展」の会場から1040万円相当の純金の茶わんが盗まれた事件で、警視庁は32歳の男を逮捕しました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、堀江大容疑者（32）です。
堀江容疑者はおととい、東京・中央区の「日本橋高島屋」で展示、販売されていたおよそ1040万円相当の純金の茶わんを盗んだ疑いがもたれています。
警視庁によりますと、堀江容疑者が茶わんを盗んだ後、日本橋駅から東京メトロ東西線に乗り江東区の木場駅で下車していたことを、防犯カメラの捜査などで確認していました。
きょう、木場駅周辺を警戒していた捜査員が堀江容疑者を発見し、およそ4時間半追尾したのち、千代田区の「新丸ビル」で、任意同行を求めたということです。
取り調べに対し、堀江容疑者は「間違いありません」と容疑を認めた上で、「当日のうちに江東区内の買取店で180万円で売却した」との趣旨の供述をしているということですが、盗まれた茶わんの行方は分かっておらず、警視庁は調べを進めています。
逮捕を受け、高島屋は「今回の事件を防止出来なかったこと、またお客様に不安を感じさせてしまったことについては重く受け止め、防犯体制の強化、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
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