山形県南陽市でおととい起きた山火事は、発生から56時間が経った今も鎮火には至っていません。

この火災はおととい午後に南陽市宮内の秋葉山で起きたもので、3日目となるきょうは、自衛隊などの合わせて6機のヘリや、警察や消防などおよそ380人が出て消火活動が行われましたが、鎮火には至っていません。

南陽市によりますと山林の焼失面積はきのう午後5時時点の95ヘクタールからきょう正午には、およそ135ヘクタールに拡大しているということです。


市は、住宅に燃え移る可能性があるとして、きのうの夜から、宮内地区と中川地区の148世帯410人に避難指示を出しています。

公民館に避難所を開設し、住民に避難を呼びかけています。

このうち、避難者がいないことから、川樋公民館の避難所を午後8時で閉鎖しました。現在、避難所は中川公民館と宮内公民館の2か所となっています。

市では、「山の東・西・南側の延焼は抑えられているが、北側に延焼がみられる」としていて、消火活動をあすの午前5時から再開する予定です。

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