気象庁は13日昼過ぎ、火山活動が高まっているとして、屋久島町の口永良部島の噴火警戒レベルを2から3の「入山規制」に引き上げました。火口からおおむね2キロの範囲で火砕流や大きな噴石に警戒を呼びかけています。

口永良部島では去年6月から11月まで山体の膨張を示す変動が観測され、現在も膨張した状態が維持されています。今月に入り、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が13日だけで昼過ぎまでに10回、4日からの累計が131回、観測されました。

これで口永良部島の噴火警戒レベル引き上げの基準である、火山性地震が10日間で1日に10回以上が8日、かつ累計が100回以上観測されたことから、気象庁は午後0時35分に噴火警戒レベルを17日ぶりに2から3の「入山規制」に引き上げました。

口永良部島では火山活動が高まっており、噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は新岳及び古岳の火口から、おおむね2キロの範囲で弾道を描いて飛ぶ大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

口永良部島の噴火は4年前の2020年8月29日が最後です。

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