9月上旬、SNSで知り合った投資家を名乗る男に投資を勧められ、帯広市内に住む70代の女性が、約1200万円をだまし取られました。

9月上旬、帯広市内に住む70代の女性は、インスタグラムで、金(きん)の投資家を名乗る外国出身の日本人の男と出会いました。

LINEでやり取りするようになり、女性は、男から「夢で会いましょう」「愛さずにはいられない」などのメッセージを受け取り、好意を抱くようになりました。

その後、男から「金の価格はどんどん上がっているし、損失はありません」などと金への投資を勧められ、女性は、10月中旬から12月中までの間に、20回にわたって、暗号資産約550万円分を男が指定したアドレスに送ったほか、現金約650万円を男が指定した口座にインターネットバンキングで送金し、あわせて約1200万円をだまし取られました。

12月上旬、女性の家族が「詐欺の被害に遭っているかもしれない」と警察に相談し、だまされていたことが発覚。

しかし、70代の女性は「ただ投資しているだけ」「恋愛をしているだけ」などと自分がだまされていることを頑なに認めず、被害の申告が遅くなったということです。

警察は、SNSで知り合った相手から暗号資産や現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。

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