アングラ演劇の旗手で小説家としても活躍した劇作家で演出家、俳優の唐十郎さんが亡くなりました。84歳でした。

唐さんが主宰する「劇団唐組」によりますと、唐十郎さん、本名・大鶴義英さん(※鶴の字は正式には、あめかんむりに鶴)はきのう、午後9時ごろに急性硬膜下血腫で亡くなりました。84歳でした。

唐さんは今月1日に自宅で転倒し、東京・中野区の病院に緊急搬送されていたということです。

唐さんは明治大学文学部演劇学科在学中から俳優として活動し、劇団「状況劇場」を立ち上げるなどして特設の「紅テント」公演を国内外で続け、根津甚八さんや小林薫さんら多くの俳優を輩出しました。

また、小説家としても、1983年に「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞しました。2021年には文化功労者に選ばれています。

通夜、葬儀は近親者のみで行う予定だということです。

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