信州の2024年を振り返る特集。
2回目はスポーツです。
今年も信州アスリートが躍動し、たくさんの感動を与えてくれました。
4年に一度の栄光の夢舞台、パリオリンピック™で活躍したのは・・・。
実況:
「出口の意地か、シジクの気迫か」
塩尻市出身で柔道女子57キロ級のカナダ代表としてオリンピックの舞台に上がった出口クリスタ選手。
辿り着いた決勝は延長戦にもつれ込む熱戦になりました。
緊迫した試合が続く中、ついに相手に3つ目の指導が・・・。
実況:
「この瞬間、女子57キロ級金メダルはカナダ・出口クリスタ」
パブリックビューイングで熱い声援を送っていた地元塩尻市も大歓声に。
県出身選手が夏のオリンピックの個人種目で金メダルを獲得するのは史上初のことです。
他にも多くの信州アスリートが躍動しました。
総合馬術団体では、諏訪市のnittohに所属する大岩義明選手が銅メダルを獲得。
馬術競技でのメダル獲得は92年ぶりの快挙です。
この活躍でチームの愛称「初老ジャパン」が一躍有名になりました。
大岩さん:
「(日本)馬術界の悲願だったので、メダルをとるということが不可能ではないということが、今回若い子たちにも見せられたのではないかと思います」
パリパラリンピックのブラインドサッカーには、松本美須々ケ丘高校3年の平林太一選手が、チーム最年少の17歳で出場。
得点こそあげられませんでしたが、得意のドリブルで何度もゴールに迫る活躍を見せました。
サッカーJ3は、松本山雅がシーズンを4位で終え、J2昇格をかけたプレーオフに進みました。
勝てばJ2昇格となる決勝戦。
山雅は2点をリードして前半を折り返しますが、後半に入って1点を返され、さらに終了間際に同点に追いつかれ、昇格を逃しました。
松本山雅 菊井悠介キャプテン:
「相手の方が強かった、自分たちが弱かったそれだけだと思います」
一方、高木監督2年目のシーズンとなった長野パルセイロは、開幕直後から粘り強く戦い、一時は4位まで順位を上げましたが、後半から失速。
14試合にわたって勝ち星がなく、J3残留を決めたものの、18位でシーズンを終えました。
1月に行われた都道府県対抗男子駅伝では、高校生を主力としたメンバーが力を発揮します。
1区・2区・3区では佐久長聖高校の3人が活躍。
大会記録で3年連続、通算10度目の優勝を果たしました。
甲子園の切符をかけた夏の高校野球長野大会決勝は、長野日大と長野俊英の顔合わせに。
9対0の完封勝利で、長野日大が15年ぶり2回目の夏の甲子園出場を決めました。
同じ野球では、信濃グランセローズが、独立リーグで初の日本一に輝きました。
柳沢監督:
「日本一を目指し、日本一を成し遂げた選手たち。ひとえに皆さまのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
プロ野球のドラフト会議では、千曲川硬式クラブに所属する古賀輝希選手が西武から7位で指名。
信濃グランセローズ田島光祐選手はオリックスから育成5位で指名を受けました。
そして今年も中野市出身のこの選手が大活躍をみせました!
横浜DeNA 牧秀悟選手:
「絶対優勝したいですし、チーム力向上というかチームを作ることを大前提に」
プロ4年目の今シーズンはキャプテンに抜擢されました。
チームはセ・リーグ3位から日本シリーズに進出。
2勝2敗で迎えた大一番で、ホームランを放つなど、頼もしいバッティングでチームを26年ぶりの日本一に導きました。
牧選手:
「最高です。シーズン3位で終わって悔しい思いをした人がいっぱいいるので、来年は(リーグ)優勝して、この場所に戻ってきたいなと思います」
今年もたくさんの喜びと熱い感動を与えてくれた信州が誇るアスリートたち。
来年も活躍に期待です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。