個人が制作したゲームとしては異例の20万本を超える売り上げで大ヒットを記録したこちらのゲーム「シロナガス島への帰還」手がけたのは松江市在住のゲーム制作者です。
実はこの続編となるゲームがまもなく発売されるとのこと。いったいどんな物語になるのか、地元一丸となって盛り上げる注目のゲームに迫ります。


「一番難しそうなところは越えたので、あとは時間的には短い時間で完成できるのではないかと思う」

パソコンを使ってイラストを描くこちらの男性。
松江市在住で現在、個人でゲームを制作している鬼虫兵庫さんです。

実はこの人…

二ンテンドースイッチなどで楽しめる、ミステリーアドベンチャーゲーム「シロナガス島への帰還」。


大富豪の死の真相を解明するため孤島に渡った私立探偵と天才少女が怪事件に巻き込まれながらも島から脱出を図っていくというゲームで、2017年にコミックマーケットで発売されたのち、個人が制作したゲームでは異例の20万本超える売り上げで大ヒットを記録しました。

そのシナリオ・イラストプログラミングなど、全て自身で手掛けたのが鬼虫さんなのです。

シロナガス島への帰還を企画・制作 鬼虫兵庫さん
「一番初めにやろうと思っていたのは、小説を書いていたが、ミステリーとかも好きで、あとアクションとかも好きで書いていたんですけど、あまりそこら辺の方では芽がでなくて」


人気の高さから、ゲーム内にキャラクターボイスを追加するため、クラウドファンディングで制作費を募ったところ、およそ2か月間の募集で、目標金額200万円の13倍以上、実に2647万円が集まりこれもまた大きな話題となりました。

ゲーム内にはパイレーツオブカリビアンのジャックスパロウやワンピースのサンジ役でおなじみの平田広明さんなど、豪華声優陣が出演!


シロナガス島への帰還 ノーマン・ノース役 平田 広明 さん
「いろんなアニメや外国映画を声優としてやらせて頂いているが、アニメなどを見ていてもファンというか、今でいう推しの力というのはすごく強い。背中を押してくれるというのはことあるごとに感じていたからきっとそういう推しの力が1000%超えにつながったのではないか」

綿密に練りこまれたストーリー。

そして、その続編となるゲームがもう間もなく完成するとのこと。
この続編にはある特徴が…。

シロナガス島への帰還を企画・制作 鬼虫兵庫さん
「ニューヨークが舞台なのが1つのラインとしてあって、もう1つが『島根』が舞台のラインがあって、全然関係ない話のように見えながらもつながりが生じて絡み合っていく話を作っている」


続編「遙かなる円形世界(仮題)」は、なんと、アメリカのニューヨークと島根県の2つを舞台に繰り広げられるとのこと。

完全にかかわりのない2つの物語が奇妙に交錯するストーリーで、ゲーム内では、松江城周辺の描写などもふんだんに盛り込まれているといいます。

シロナガス島への帰還を企画・制作 鬼虫兵庫さん
「ぶっちゃけここを最終シーンくらいで出す予定になっているので、ここら辺の風景が出てくる可能性は結構ある」

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