東京電力福島第1原発事故でかつて全町避難していた福島県楢葉町の天神岬温泉しおかぜ荘で冬至の21日、ゆず湯が提供された。露天風呂には町内産のユズ約200キロが浮かべられ、町民らが太平洋を望む絶景を眺めながら体を温めた。  町は約40年前に全世帯へ苗を配布するなど、ユズによる町おこしに取り組んでいる。施設では事故前まで毎年冬至の日にゆず湯を実施していたが、事故で中止を余儀なくされた。2015年9月に町の避難指示が解除され、16年から再開した。

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