大規模災害がおきたときの新幹線の優位性などを学び、四国地方に導入する必要性を考える勉強会が、香川県高松市で開かれました。

勉強会は、四国新幹線の必要性について理解を深めようと香川県などが開いたもので、鉄道事業に関係する県内の企業などから約100人が参加しました。

鉄道の整備計画の専門家は、新幹線は在来線と比べて、大雨や地震の際に輸送障害のリスクが低いことや、過去の大規模災害を例に復旧が比較的早いことなどを紹介しました。

(大阪産業大学工学部 波床正敏教授)
「山陽新幹線では、山陽本線の振替輸送をしているくらい災害に強いです。新幹線網が整備されつつある中、(四国は)完全に遅れをとっている」

香川県は、四国新幹線の実現に向けてすでに約10万人の署名を集めていて、来年夏ごろ国に提出したい考えです。

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