6年前、名古屋市名東区で当時中学1年の女子生徒が自殺し、両親が市に損害賠償を求めていた裁判で、名古屋高裁は両親の訴えを退けました。

2018年、名古屋市名東区で、当時中学1年生の齋藤華子さんが自殺し、両親は学校が"いじめ”に対して適切な対応を取らなかったなどとして、市に損害賠償などを求める訴えを起こしていました。一審では請求が棄却され、両親は不服として控訴。20日、名古屋高裁は「学校がいじめを具体的に認識することが可能であったとは言えずいじめ発見の義務があったとは言えない」などとして訴えを退けました。

華子さんの父・齋藤信太郎さん「私が知りたいのはなぜ娘が死ななければならなかったのか。たったそれだけのことを知るためにどれだけやらせるんですか」

齋藤さんの父親は判決後の会見で上告する方針を示しました。

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