今年10月1日、はがきがこれまでの63円から85円に値上げされました。この値上げによってこれまで以上に年賀状離れが進むと言われています。
一方で、毎年の年賀状作りに全力をそそぐ人も…その思いを伺いました。


キャスター 松原佑基
「年賀状離れが叫ばれる昨今ですが、こちらご覧ください、人気のデザインのものはすでに売り切れているものもあるようです。」

年始のあいさつ代わりに送られる年賀状。
デザインや添えるコメントなど、毎年の悩みの種にもなりがちで、今年は特に、年賀状を出すのを今年いっぱいでやめてしまう「年賀状じまい」が進んでいます。
実際に街の人からはこんな声が…。

街の人は
「昔から書いてませんいただいた方には電話とかでお礼を言います」
「あの数年前に終わりましたね。(年賀状じまい?)じまいしました。メールとかラインでもコミュニケーションSNSで取れるのと、ちょっと煩わしいのもあって」
「そうですね、年賀状じまいをされるっていう方にはあえて出しませんけど、でも毎年ちゃんとくださる方には一応、礼儀じゃないけど出してます」

今年10月にあったはがきの値上げの影響もあり、年賀状の売り上げは減少傾向が続いていると言われています。

一方で、年賀状の準備に全力を注ぐ男性が米子市にいます。

「このバブリーの電話も段ボールで作って…」

松浦慈朗さんは、家族で20年以上、くすっと笑える写真を添えた年賀状の製作に取り組んでいます。

松浦慈朗さん
「僕が独身の時にお笑い年賀状っていうのを出したんですね。ちょっと冗談めいた年賀状送っていたのがきっかけで、それが面白いっていうことから」

毎年、その年に話題になったものをテーマに写真を撮影しており、年賀状を受け取る人からの反応も上々です。今年は350枚ほど出す予定です。

松浦慈朗さん
「うちの年賀状の特徴って、夫婦主体なんですよ。会ったこともない子ども(の写真)をもらうよりも、いまどうなのあなたたちはっていうのがあるので、僕らは劣化しても夫婦だけでも続けて、いまこんなに劣化しましたよっていうのを出していこうかなと考えています。」

年賀状への想いは様々。日本の年始の文化はどのような行く末をたどるのでしょうか?

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