今年の年末年始は最大9連休。旅行会社の調査によると、旅行を計画する人は前年並み。町の人々からは「近場旅行」や「実家帰省」を予定する声が多く聞かれました。一方で、医療機関が休むこの期間、緊急時の対応についても確認が必要です。

最大9連休どう過ごす?

30代会社員:
「長いです。28日から5日まで休み。嬉しい反面、仕事はたまるなと…」

20代会社員:
「休み明けの仕事…出られるかなと心配です」

アパレル業・20代男性:
「(休みは)新年の一日だけです。年始から仕事です」

最大9連休となる今回の年末年始。旅行大手JTBの調べでは、年末年始に1泊以上の旅行に行く人の総数は、前年比100.2%で前年並みとなっています。

長崎市で聞いた声の中で多かったのは、「近場に旅行派」と「家族とゆっくり派」でした。

近場に旅行派

30代女性:
「島原にちょっと一泊」

20代男性:
「ハウステンボスに行こうかなと」

20代女性:
「福岡とかに行こうかなと」

家族とゆっくり派

20代男性:
「(福岡の)実家でゆっくりしようと思っています。4~5日位いる予定です」

60代女性:
「長男家族4人が自宅に遊びに来ます。お節とかを食べてもらって、お年玉をあげて」

40代男性:
「実家帰って、みんなでお酒のみながらゆっくり過ごします」

ホテルは予約好調

長崎市にある「ホテル長崎」では例年に比べて今年は予約の動きが早く、9連休中の予約が埋まりつつあるといいます。

ホテル長崎 野田博之総支配人:
「昨年に比べて比較的早めの予約を頂いていると思います。12月28日から9連休の中盤、1月3日位まではほぼ満室です。先々週ぐらいにはほぼ埋まりまました」

緊急時に備える

年末年始の休み期間中は、多くの医療機関も休みになります。体調不良やケガの場合の緊急の対処法など、あらかじめ確認しておくこと必要です。

長崎県福祉保健部医療政策課 猪股慎太郎課長:
「帰省や旅行を計画している方は、行った先でどこの医療機関を受診すればいいかわからない場合があります。そういった場合に活用できる『医療情報ネット』『ナビイ』というシステムがあります」

厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」は、現在地などから近くで受診できる希望の診療科の医療機関を検索することができます。

また、救急車を呼ぶべきかどうか判断に迷った場合は、総務省の救急医療電話相談「#7119」に。15歳以下の子どもの場合は厚労省の小児救急でんわ相談「#8000」に電話すると、看護師らが24時間対応してアドバイスしてくれます。

長崎県福祉保健部医療政策課 猪股慎太郎課長:
「年末年始は人の移動が増えるので、感染防止対策に取り組んでもらいたいと思います。もし万が一病気になったら『医療情報ネット(ナビイ)』や電話相談窓口に相談してもらえればと思います」

「医療情報ネット(ナビイ)」や救急電話相談は、年末年始に限らず、一年中利用できます。万が一の備えも確認して、それぞれの年末年始を楽しんでください。

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