再審無罪確定を報告する集会に出席し、あいさつする袴田巌さん(左)と姉ひで子さん=10月14日、静岡市
再審制度の見直しに向けた議論が本格化する見通しとなり、再審事件の当事者や弁護士から「重要な転換点だ」「迅速な救済につながる」と歓迎の声が上がった。 議論では証拠開示の在り方が焦点の一つとなる。1986年の福井中3殺害事件で再審開始が確定し、来年3月に初公判が開かれる予定の前川彰司さん(59)は「証拠開示は再審制度において極めて重要だ。法律を見直して開示のルールを作ってほしい」と求めた。 静岡県一家4人殺害事件で死刑確定後、再審無罪となった袴田巌さん(88)の弁護団の1人、角替清美弁護士は「再審請求審で証拠開示が遅かった。開示によって裁判が大きく進んだと言っても過言ではない」と述べ、証拠開示に関する規定を設けることが必要だと指摘した。 これまでの再審事件では審理の長期化も大きな問題となった。 滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者が死亡し、殺人罪に問われて服役後、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(44)は取材に「時間がかかった。見直しはとても良いことだと思う」と語った。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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