熊本県天草地方で、年末の贈答用として人気のあるクルマエビの出荷が最盛期を迎えています。

上天草市の天草漁協車えび養殖場では、あさ6時ごろから小型のボートに乗った漁協の職員が、弱い電気を流しながら養殖場の砂場に潜っているクルマエビを驚かせて、砂から出てきたところを網ですくい取り上げています。

水揚げしたクルマエビは大きさや形ごとに選別して、おがくずを敷いた箱に手際よく詰めていきます。

天草漁協車えび養殖場 小﨑陽介場長「今年の夏は過去最高の高水温になったが、エサのやり方や間引きの仕方を工夫したことで、大きいエビができた」

身が引き締まって甘い良質なエビは、刺身はもちろん、天ぷらやエビフライなど、家庭でいろいろな食べ方を楽しんでほしいと話しています。

この養殖場では、年間出荷量の半分以上にあたる20トンが、年末の贈答用や正月の料理用として県内をはじめ全国各地に出荷されます。

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