正月の鏡もちやしめ飾りに彩りを添える「葉つきみかん」の出荷が広島県呉市で始まっています。

JAひろしま下島集荷場には、収穫された葉つきミカンが山のように積み上げられました。呉市下蒲刈地区は、「葉つきみかん」の県内最大の産地です。

葉つきみかんは、1537年にこの地区に伝わり形や味を変えずに受け継がれていて現在、およそ150戸の農家が生産しています。

5、6枚葉を残して出荷するため機械で選別や箱詰めができずすべて、手作業で行います。

ことしは、猛暑の影響が心配されましたが秋口に雨が降ったため玉太りがいいミカンに仕上がりました。強い甘みと爽やかな香りが特徴で、食べても美味しいということです。

JAひろしま くれ選果場 當田卓也場長
「縁起物として飾ってもらうのがメインですが、食べてもいいので、見て楽しんで、食べて楽しんでもらいたい」

ことしは、去年より5トン少ないおよそ14トンが、県内や関西方面の市場に出荷されます。

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