青森県むつ市のワイナリーが、ワインを陸奥湾に沈めて熟成させる取り組みの第3弾として、19日初めてブランデーを沈めました。
釜臥山を望む川内沖、約1.2キロの陸奥湾内です。
19日朝、むつ市のサンマモルワイナリーが「下北ワイン・白」を蒸留して完成させた「下北ブランデー」525本が水深21メートルの海底に沈められました。
サンマモルワイナリーでは、2022年から自社製造のワインを海底に沈め熟成を進める「海底熟成」に取り組んでいて今回、初めてワイン以外で挑戦します。
沈めたブランデーは、市販の商品よりアルコール度数が10度高く、海の底で波に揺られることで、香りは保ちつつ、深みのあるまろやかな味になると期待されています。
※サンマモルワイナリー 寺沢文也製造部次長
「現段階だと少しとげとげしさが感じられるブランデーにはなるが、海底熟成を進めたことで、とげとげしさがなくなって、まろやかになって非常に飲みやすいブランデーになることを期待しています」
海底に沈められたブランデーは、2025年6月頃に引き揚げられる予定です。
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