気象庁は19日、10年に1度程度しか起きないような著しい低温と降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっている地域に「早期天候情報」を発表しました。対象となる期間は12月25日から1月2日まで、対象地域では平均気温が「かなり低い」となる確率が30%以上、降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれています。
それによりますと、12月28日頃から東北日本海側、北陸、関東、近畿、東海、中国、四国、九州北部、九州南部、奄美地方、沖縄地方では、平年より「気温がかなり低くなる」と予想されています。
日本海側を中心に「降雪量かなり多くなる」
また、12月25日頃からは、東北日本海側、北陸、長野県北部、群馬県北部、近畿日本海側、岐阜県山間部、山陰で「降雪量がかなり多くなる」と予想しています。
気象庁の早期天候情報は6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
凍結しても熱湯かけないで…水道破裂を防ぐ
冷え込みが強まると水道が凍結してしまうことがあります。日本気象協会 tenki.jpは、下記の時には水道の凍結に特に注意が必要としています。
1つめは、気温がマイナス4℃以下になる時です。
水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない・強い風が吹きやすい場所・むき出しになっていたりすると、気温がマイナス4℃以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。
2つめは、「真冬日(最高気温が0℃未満の日)」が続いた時です。
日中も気温があまり上がらないと、水道管の中では水が冷やされたままなので、凍結しやすくなります。
3つめは、旅行や帰省で家を留守にするなど、長い時間、水道を使わない時です。
事前に、水道管の中から水を抜いておきましょう。屋外でむき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。
もし、水道が凍結してしまった場合は、蛇口などに直接お湯をかけたりするのもは危険で、禁物です。必ずお住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。
次に今後の雪と雨を3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。
大雪と雨のシミュレーション 20日(金)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。