政府の補助金が減額され、新潟県内で19日からガソリン価格が値上がりとなりました。1リットル当たり180円を超えるスタンドも出ていて影響が出始めています。
18日夜の新潟市東区。
値上げに備えた駆け込み給油だったのでしょうか?ガソリンスタンドにつながる道路は大渋滞に…。
その理由は19日に取材班が街中を走ると明らかに…
【記者リポート】「新潟市内走っているんですけども、こちらのガソリンスタンド、レギュラーガソリン183円。かなり値上がりしていますね」
ガソリン価格の高騰を受け、政府がこれまで出してきた補助金は19日から縮小されることに…。
新潟市内を見てみると、こちらは185円、こちらは172円、価格は160円台後半から、180円台と、家計に痛手となるガソリン価格となっています。
資源エネルギー庁によりますと、新潟県内のレギュラーガソリンの小売り価格は、今月16日現在、1リットルあたり173円70銭で、全国は175円80銭です。
来月中旬までに180円ほどに上がる見通しです。
こうした値上げの影響は、各地に響いています。看板メニューのカレーライスを一皿390円という破格の値段で提供している妙高市の「カレー屋ふくふく」です。
【カレー屋ふくふく店主 保坂正人さん】「落ち着いてもらわないと本当に経営に直撃してくるので」
「カレー屋ふくふく」では、店になかなか足を運べない高齢者のため、個人宅などへの配達を行っていますが、値上げを受け以前より出費がかさむ見込みです。
【カレー屋ふくふく店主 保坂正人さん】「毎日のことなので、移動距離とかも気にしてしまいますし、やっぱり痛手ですね。従業員に配達行ってもらうときは、戻ってこないでそのまま直帰してもらうとか、極力移動距離を少なくするとか、そういった工夫はしていますね」
また、寒いこの時期。ストーブを使って店を暖めているそうで、灯油の値上げも店主の頭を悩ませています。
【カレー屋ふくふく店主 保坂正人さん】「安心して生活ができる、普通に生きていけるような社会になってもらいたいですよね」
瞬く間に押し寄せた値上げの波…。今年もまた、厳しい冬となりそうです。
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