クジラの食文化が根付く山口県下関市で19日、クジラに感謝する「供養祭」が初めて開かれました。
「くじら供養祭」は、下関市で建造された捕鯨母船「関鯨丸」の帰港に合わせて初めて開かれ、行政や捕鯨の関係者およそ100人が集まりました。
シロナガスクジラのひげを前に、黙とうをささげ「クジラさんありがとう」などと感謝の言葉を述べました。
今年はおよそ50年ぶりに日本近海・北太平洋でのナガスクジラの商業捕鯨が再開されました。
「関鯨丸」は今月6日に漁を終え、半年ほどで230頭、1546トンのクジラを捕獲しました。
下関くじら食文化を守る会 中尾友昭 会長
「下関が母港ということで、いろいろな面で脚光を浴びますね。日本一クジラを消費するまちは下関市、そういう風になっていただきたい」
21日、市内ではクジラの鍋や焼肉が限定で無料提供される「クジラ祭り」が開かれる予定です。
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