自民党の裏金問題に関わった議員による衆議院・政治倫理審査会はきょうが最終日です。福田幹事長代行はキックバック再開の経緯について、「全く知らなかった」などと弁明しました。

自民党の派閥の裏金問題をめぐり、きょう午後、衆議院の政治倫理審査会が開かれ、安倍派の福田幹事長代行らが出席し、公開で弁明しました。

自民党 福田達夫 幹事長代行
「還付金(キックバック)が収支報告書へ記載されていなかった原因について事務所内で確認をしたところ、清和政策研究会事務局から記載しないようにと指示があり、その指示に従っていたとのことでありました。私自身の監督が行き届かなかったのは事実であり、誠に申し訳なく思っております」

また、福田氏は安倍元総理が中止を決めた後にキックバックが再開された経緯について問われたのに対し、「全く知らなかった」と述べ、関与を否定しました。

政倫審は衆参で17日から3日間にわたり公開でおこなわれましたが、キックバック再開をめぐる派閥の意思決定プロセスなどは明らかにならず、実態解明にはほど遠い状況です。

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