産交バス(本社=熊本・西区)は、12月1日から19日に、熊本県北部の3路線の一部で、運賃を誤って多く受け取っていたと発表しました。

誤収受があったのは、「桜山線」「倉掛循環線(右回り)」「清里循環線」の3路線です。

産交バスによりますと、12月12日に時刻表の問い合わせを受けた職員が、誤りに気付きました。

12月1日に「有明医療センター」のバス停を新たに設けた際、産交バスの職員が誤って入力したことが原因だということです。

誤って受け取っていたのは、1件あたり10円~50円です。

対象となる可能性は、「くまモンのICカード」か現金で運賃を支払った人ですが、産交バスが運賃箱のデータを調べたところ、「くまモンのICカード」での支払いや定期券で誤収受した人はいませんでした。一方で現金で支払った人は誤収受が最大で約80人に上る可能性があるということです。

具体的な誤収受額は以下の通りです。
▽桜山線
「有明医療センター~荒尾バスセンター」
正 300円
誤 350円

▽桜山線
「有明医療センター~桜山団地上」
正 190円
誤 200円

▽倉掛循環線(右回り)
「有明医療センター~荒尾バスセンター」
正 580円
誤 590円

▽清里循環線(1周した人)
「有明医療センター~有明医療センター」
正 450円
誤 460円

産交バスは、返金窓口を玉名営業所に設置し、該当者の問い合わせなどに対応しています。

対応時間は午前9時~午後4時半(正午~午後1時は昼休み)で、電話は(0968・57・0100)です。年末年始の12月30日~1月2日は休業しています。

産交バスは「今後はチェック体制の強化などを図り、再発防止に努めたい」と話しています。

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