陸上女子長距離の元選手で五輪4大会連続出場の福士加代子さん(42=板柳町出身)が「張り切って全国的にやりたい」と自身のイベントの全国展開の構想を掲げ、アスリートに自身のイベントへの参加を呼び掛けた。

福士さんは16日に東京都内で開かれた式典「HEROsAWARD2024」にエレガントな黒のドレスで登場。同式典はアスリートの社会貢献活動を表彰するために2017年から始まり、今年で8回目。自薦・他薦によりノミネートされた453の候補の中から、社会課題の周知や、支援者が拡大しているかなどの視点で審査が行われ、福士さんは、プロボクシング選手の那須川天心さんやプロ野球選手の筒香嘉智さんらとともに受賞した。

福士さんは陸上長距離選手として04年のアテネ大会で五輪初出場して以降、16年のリオデジャネイロ大会まで五輪4大会出場の功績を残し、22年1月に現役引退。引退後、競技普及のために自ら企画・運営している「京のスポーツ夢バンク」「福士加代子RUNプロジェクト」を中心とした活動を展開している。

式典では同じく陸上女子選手で21年東京五輪に100メートルハードルで出場した寺田明日香選手から「笑顔が素敵な福士さんならではの活動だというように感じております。アスリートの力は、“子どもから大人までたくさんの方々を笑顔にできる“というところにあるのかなと思います。福士さんの活動をたくさんの方々に賛同してほしい」と背中を押された。

福士さんは後輩からの熱いエールを受け「張り切って全国的にやりたいと思っている」と活動の全国展開のプランを明らかにした上で「アスリートの皆さまやご家族含めてイベントに参加いただければうれしいです」と、ユーモアを交えた福士節で支援を呼び掛けた。

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