師走の風物詩、山梨県南アルプス市から干支の甲州凧作りです。
「凧は空へ上がってはじめて凧だから」
甲州凧を作るのは南アルプス市の渡辺高一さん、89歳です。
甲州凧は山梨の強風に負けない丈夫な骨組みと甲州和紙が特徴で、渡辺さんはこの甲州凧を30年以上前から作り続けています。
毎年この時期 凧に描くのは新年の干支です。
渡辺高一さん:
「蛇を一生懸命描いています。実際の蛇はあまり好きではないけど、打ち出の小槌も縁起ものですね」
来年の干支で幸運・金運の象徴とされる蛇と、打ち出の小槌を描いた伝統的な絵柄です。
渡辺さんが作る凧は全て実際に揚げられるもので、今でも作品の試し揚げに出かけるそうです。
渡辺高一さん:
「子どもが親子連れでビニールの凧を持っているのを見るとうれしい。そばに行って、おじさんと一緒に揚げようとう言ったり、外を見て木の葉がゆれていると良い風が吹いているとか、すぐそう思う」
渡辺さんが作った凧は今月28日まで南アルプス市の若草生涯学習センターに展示されています。
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