【記者リポート】
「年末年始を控えて移動が多くなる今の時期、“避けられない値上がり”が私たちの生活を直撃しそうです。それがこの『ガソリン』です」

19日から燃料油に対する政府の補助金が減額され、生活に欠かせないガソリンや灯などの価格が値上がりするのを前に、18日に“駆け込み給油”をする人の姿が新潟市内のガソリンスタンドでも見られました。

新潟市西蒲区のガソリンスタンド・イエストセルフでは、18日のガソリン価格は1リットル当たり165円ですが…

【イエスト 平倉浩幸常務】
「1リットル当たり5円から6円の値上げになるかと思います。燃料というのは1円でも上がるともろに生活へ響きますので、そこは何とかしたいけど…と切ない思い」

政府は新型コロナウイルス禍以降、原油価格の高騰に対応するために『燃料油価格激変緩和対策事業』による燃料油元売り業者への補助金支給をこれまで行ってきましたが、19日からはその補助金が徐々に縮小されることになっています。

そのためガソリンの小売価格は、全国的に1リットル当たり5~6円ほど値上がりしそうです。

新潟市西蒲区のガソリンスタンド・イエストセルフでは今、お客が普段より2~3割程度増えているそうです。
値上がり前の“駆け込み給油”でしょうか。

「自分、ウィンタースポーツやるので…。ちょっとガソリン代が多くなるこの時期に値上がりは厳しいですね」
「ガソリンは使わないではいられないから、困っちゃうね」
「どっかでやりくるするわね。お正月の食費を減らすとか…」

“灯油の配達”も行っているイエストセルフでは、その予約もひっきりなし。
大雪や災害に備えて燃料を買いだめに来た人もいました。

「安いうちにね、ためておくんですよ」
「万が一、インフラが止まった時にないとダメでしょ」

【イエストセルフ 佐藤健太郎店長】
「新潟県は寒さもあるなかで、なんでこの時期に…とは思うんですけど、なんとか皆さんに安定供給できるように、数字を気にしながら毎日運営しています」

物価高に燃料代の値上げ…。
厳しい冬の寒さのように、私たちの財布もますます“寒く”なりそうです。

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