「闇バイト」の実態や恐ろしさを知ってもらうための講座が、仙台市の東北福祉大学で開かれ警察官が、勧誘の手口などを伝え学生に注意を呼びかけました。

県警生活安全企画課 三浦秀一犯罪抑止指導官:
「一般のアルバイトをしたくて応募情報を見て、応募しようとしたら実際は闇バイトで抜け出せなくなる懸念がある」

東北福祉大学の国見キャンパスで開かれた講座には、学生およそ200人が参加しました。県警の犯罪抑止指導官が講師を務め、ここ最近は、SNS上で違法性のない簡単な仕事だと強調するなど手口が巧妙化していることを伝えました。そして「闇バイトはバイトではなく犯罪」だと話し注意を呼びかけました。

県警生活安全企画課 三浦秀一犯罪抑止指導官:
「SNS上、闇バイトの募集も闇バイトをうたわない形が多くなってきた。一般的な募集に混在させて、いかにして犯罪実行者を募集するか。ちょっとでも(気持ちが)傾いたら秘匿性の高いアプリに移行させる」

講座を受けた学生:
「縁がないとか、さすがに気づくと思っていたけど、巧妙さが増しているというのを知ったので、一つ一つ気を付けないといけないと思った」
「SNSとかよく見るほうだが、たまにXとかで(闇バイト情報が)流れてくる。怖いなと思った」

東北福祉大では、12月4日にも同じ講座を開いていて、今後も学生が犯罪に巻き込まれないよう取り組みを続ける方針です。

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