石破総理は17日、2024年度の補正予算が成立したことを受け「良い審議が出来た」と語りました。
石破総理
「少数与党としてハングパーラメント(=宙吊りの議会)の中で良い審議が出来たと思います」
政権発足後、初となる予算が成立したことをめぐり、石破総理は「与野党多くの協力を頂いて非常に噛み合った良い議論になった。なるべく丁寧な説明に努めたつもりだ」と話した上で、成立した予算が「一日も早く執行されて国民に届くよう引き続き努力したい」と語りました。
2024年度の補正予算は国の一般会計の総額が13兆9000億円あまりで、▼低所得世帯への給付金や、▼電気・ガス・ガソリン代の補助、▼能登地方の復旧・復興などのための予算が計上されています。
自民党は予算案を成立させるため、▼国民民主党と、いわゆる年収「103万円の壁」の引き上げやガソリン税の暫定税率の廃止を、▼日本維新の会とは教育無償化に向けた協議を始めることで合意しています。
また、立憲民主党の求めに応じ予備費のうち1000億円を能登半島地震の被災地の復旧・復興にあてる修正を行いました。
政府提出の予算案が修正され成立したのは1996年の自民、社会、さきがけの連立政権以来28年ぶりです。
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