三重、大阪、奈良の3府県などは17日、リニア中央新幹線の全線開業に向けた建設促進大会を大阪市で開き、名古屋―大阪間の詳細ルートや駅の位置を早期に決めることを国に求める決議文を採択した。  決議文は「ルートや駅の早期確定によって、周辺の街づくりや交通アクセスの検討が可能になる」と指摘。政府などが目指す2037年の全線開業を確実に実現するよう求めた。  大阪府の吉村洋文知事は大会で、25年大阪・関西万博や、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の開業で訪問客の増加が見込まれるとして「さらに経済を発展させていくためにも一日も早い全線開業を実現させたい」と述べた。

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